大阪司法書士協同組合

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労働保険について

 

労働保険制度とは、労災保険雇用保険とをあわせたものであり、業務上災害と通勤上災害による傷病等に対する補償(労災保険)、失業した場合の給付(雇用保険)等を行う制度です。


労働保険は政府が管理・運営している強制的な保険であり、事業主でもある司法書士の皆様は、従業員を1名でも雇用した場合、必ず労働保険加入の手続きを行い、労働保険料を納めなけばなりません
もし加入の手続きを怠っていると、労働保険料を遡って(最大2年間)徴収されるだけでなく、保険料の10%を
追徴金として徴収されることになっています。

 

◎労災保険とは


労働者が業務上の事由又は通勤によって負傷したり、業務に起因する疾病に見舞われた場合に、被災労働者や遺族を保護するために必要な保険給付を行います。また、労働者の社会復帰の促進など、労働者の福祉の増進を図るための事業も行っています。
労災保険法においては、事業主が故意又は重大な過失により労災保険の成立手続を行わない期間中に労働災害が生じ、その労働災害に対して労災保険給付が行われた場合、事業主から保険給付に要した費用(平成17年11月1日現在、労災保険給付額の40%又は100%)が徴収されることになっています。
また、平成19年度から労災補償の対象とならない一般住民の石綿健康被害者に対する救済給付について、事業主から「一般拠出金」を徴収することになっています。

 

◎雇用保険とは


労働者が失業した場合や雇用の継続が困難となる事由が生じた場合のほか、労働者が自ら職業に関する教育訓練を受けた場合に、労働者の生活及び雇用の安定を図るとともに再就職を促進するため必要な給付を行っています。
また、高年齢者の継続雇用や育児休業した人を援助するための給付、企業に対する助成を行う等、失業の予防、雇用機会の増大及び労働者の能力開発のための事業も行っています。

 

☆加入漏れ・申告漏れはありませんか?


 下記の点は被保険者となる者の加入漏れの原因や労働保険料の徴収・追徴の原因となる事由として
 労働局や公共職業安定所から度々指摘される点です。皆さんは大丈夫ですか?

 

 1.試用期間の扱い


   試用期間中であっても資格取得の届出、保険料申告は必要です。やむを得ず試用期間満了後に資格取得
   の手続をする場合、資格取得日は雇入日に遡って資格取得の手続をする必要があります。何らかの事由に
   より手続漏れがあった場合には過去に遡及して(最大2年間)被保険者となったことの確認を行うことになり
   追徴金が発生することになります。

 

 2.パートタイマー・アルバイトの労働保険加入義務


   雇用形態がパートタイマー・アルバイトでも下記のいずれの要件にも該当する場合は雇用保険の被保険者
   となり(労災保険は労働者全員対象となります。)、雇用保険の資格取得の手続が必要になります。何らか
   の事由により手続漏れがあった場合には過去に遡及して(最大2年間)被保険者となったことの確認を行う
   ことになり、追徴金が発生することになります。


   1)1週間の所定労働時間が20時間以上であること。


   2)1年以上引き続き雇用されることが見込まれること。

 

   <参 考>

     雇用保険の被保険者とならない者の例示
      1.65歳に達した日以降新たに雇用される者
      2.法人を代表する者(代表社員・特別加入制度の対象にはなります)
      3.個人事業主と同居している親族
      4.昼間学生 

 

 3.労働保険料対象期間・手当


   労働保険料の対象となる期間は、社会保険と異なり資格取得月~資格喪失月に支払われた賃金すべてが
   対象となります。また、賃金、給料、手当その他名称のいかんを問わず、労働の対価として支払われるもの
   はすべて賃金となります。通勤交通費等も賃金の一部として取り扱います。